「人生100年時代」という言葉を耳にする機会が増え、私たち一人ひとりが自身の未来をどう築いていくか、その中で「お金」とどう向き合うかは、ますます重要なテーマとなっています。そんな現代において、金融経済教育は未来を豊かにするための羅針盤となるでしょう。
トレイダーズ証券は2025年12月9日、学習院大学の竹内上人特別客員教授が主管する「キャリアデザイン」講座にて、金融経済教育に関する出張授業を実施しました。

「自分株式会社」の視点でキャリアと金融を学ぶ
学習院大学の「キャリアデザイン」講座では、「自分株式会社」というユニークなコンセプトのもと、キャリア形成を市場取引として捉える教育が行われています。この講座では、「キャリアも投資も需要と供給の関係で決定される市場取引である」という視点から、学生が長期的な生涯収支シミュレーション計画を策定します。企業のIR情報分析やキャリアの長期的シナリオ、熟練の蓄積、スキルの最適ポートフォリオ設計などを考察し、そのリターンを最大化するといった、キャリアを戦略的に投資していく効用の視点を取り入れています。
このような金融・投資理論とキャリアデザインの本質的な親和性に着目し、より実践的な金融経済教育を通じて受講生のキャリア形成に貢献したいという思いから、今回の特別講義が実現しました。
授業で深掘りした「お金との向き合い方」
今回の授業テーマは「人生100年時代へ 新時代を生き抜く、お金との向き合い方」でした。講義では、人生で必要となる資金の内訳や投資詐欺への注意喚起、そして投資の王道とされる「長期・積立・分散」の原則が解説されました。さらに、円安の背景や世界各国の金利差、複利効果、日米の株価指数を利用した長期・積立・分散投資の効果、リスク管理の重要性、プロスペクト理論、そして金融リテラシー向上の意義について深く掘り下げられました。
演習では、世界の通貨を対象とした模擬投資がグループワーク形式で行われ、学生たちは実践的な学びを体験しました。

受講生の声から見えた意識の変化
授業後に実施されたアンケートでは、受講生から大変高い評価が寄せられました。
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授業の分かりやすさ: 「とても分かりやすかった」と「分かりやすかった」の合計が100%
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理解度: 「よく理解できた」と「ある程度理解できた」の合計が98%
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満足度: 「とても満足」と「満足」の合計が99%
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推奨度: 「ぜひ勧めたい」と「勧めたい」の合計が92%
特に印象的だったのは、多くの受講生が投資に対する従来の認識を大きく変えたことです。以下に、いくつかの感想を紹介します。
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「従来、投資に対してはギャンブル的側面が強く、損失リスクを懸念していたが、本講義を通じて適切な金融リテラシーを身につけることで、長期的視点において資産形成の有効な手段となり得ることを理解した。」
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「長期・積立・分散投資の原則と複利メカニズムについて深く学ぶことができた。元本に対する利息が新たな元本となり、さらに利息を生み出すという複利の構造は、時間軸を味方につけた資産形成の核心的要素であることを認識した。」
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「月額1万円という身近な金額での外貨積立シミュレーションにより、為替差益と複利効果が長期的にもたらす資産増加の可能性を数値的に理解することができ、投資への心理的ハードルが大幅に軽減された。」
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「50年という長期スパンでの資産形成戦略の重要性を認識し、早期からの投資学習と実践開始の必要性について深く考察する機会を得た。時間を味方につけることの戦略的意義を理解できた。」
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「従来の預金中心の資産保全では、円安進行や物価上昇により実質的な資産価値が目減りするという現実を学んだ。少子高齢化による社会保障制度の持続可能性への懸念も踏まえ、自助努力による資産形成の必要性を痛感した。」
これらの感想からは、金融経済に関する基礎知識の習得だけでなく、投資に対する固定観念が払拭され、より建設的な資産形成への意識変化が見られたことがうかがえます。多くの受講生が「長期・積立・分散」の投資原則や複利効果を理論的に理解し、具体的なシミュレーションを通じて実践的な知識として体得できたことは、今後の人生設計において大きな財産となるでしょう。
金融リテラシー向上のための継続的な取り組み
トレイダーズ証券グループは、今後も講師派遣による出張授業や職場体験プログラムの実施、その他各種イベントへの参加を通じて、幅広い層の金融リテラシー向上に資する金融経済教育活動を推進し、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指しています。
トレイダーズ証券は「顧客第一主義」を掲げ、「個人投資家の皆様に、機関投資家に負けない投資環境を提供する」ことを経営方針としています。お客様から寄せられる意見や要望を大切にし、誰もが安心して投資できる環境づくりを実践し、信頼される“FinTech”企業として、未来に投資できる社会の実現に貢献し続けるでしょう。
トレイダーズ証券のサステナビリティへの取り組みについては、以下のURLから詳細を確認できます。
今回の授業を監修した竹内上人特別客員教授のご略歴は以下の通りです。

竹内 上人 特別客員教授
学習院大学 経済学部 経営学科:キャリアデザイン理論
1986年同志社大学卒業後、情報機器のセイコーエプソン株式会社で人事・労務業務に従事。その後、米国半導体会社にて人事課長、情報サービスのトランスコスモス株式会社にて人事部長などを経て、2014年よりマッケン・キャリアコンサルタンツ株式会社の代表取締役に就任。2015年より横浜国立大学、東北大学にて非常勤講師(留学生キャリア教育)、2019年より学習院大学非常勤講師(経営総論)を担当。2022年度より信州大学特任教授(経営理論)も務め、中堅中小企業の経営支援も行っています。2021年7月からはHeligate Japan株式会社、2023年6月からはAHT Japan株式会社の代表取締役を兼務しています。2023年3月に学習院大学大学院 経営研究科を卒業(人的資源管理論)。
竹内上人特別客員教授のプロフィールは以下のURLから確認できます。
あなたも「お金との向き合い方」を見つめ直してみませんか?
今回の出張授業は、学生たちが金融リテラシーを向上させ、自身のキャリアや人生設計において、お金を戦略的に捉える良い機会となりました。受講生の声が示すように、金融経済教育は、漠然とした不安を解消し、具体的な行動へと繋がるきっかけを与えてくれます。未来を豊かにするための第一歩として、あなたも自身の「お金との向き合い方」を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

