夫婦でお金の話、できていますか?家計満足度を高める秘訣とは
「家計のこと、もっと夫婦で話せたらいいのに…」
そう感じている方は少なくないのではないでしょうか。お金の話はデリケートで、つい避けてしまいがちですよね。しかし、実は夫婦でお金について話し合えるかどうかが、家計の満足度に大きく影響するという調査結果が発表されました。
株式会社エンファム.が子育て家族200名を対象に実施した「夫婦のお金に関する意識調査」によると、お金について話し合いができている夫婦は、家計の満足度が約3.7倍も高いことが明らかになりました。この調査は2025年11月にリトル・ママ会員を対象にオンラインで行われたものです。
夫のお小遣い、約4割の妻が「把握していない」!?
夫婦の家計において、夫の自由に使えるお金、いわゆる「お小遣い」の実態はどうなっているのでしょうか。調査では、約4割の妻が夫のお小遣い額を「把握していない」と回答しました。

お小遣いの決め方についても、「夫が管理していて把握していない」が最も多く、次いで「特に決めていない」が続きました。毎月一定額を渡す「お小遣い制」が一般的と思われがちですが、実際には夫の自由費が「ブラックボックス化」している家庭が多いのかもしれません。これは、夫婦間でお金に関する話題に触れにくい「見えない壁」が存在している可能性を示唆しています。
節約のしわ寄せは「妻の自由費」に…
物価高騰などで家計が厳しくなった際、どこから支出を削るかという問いに対し、多くの家庭で「娯楽・旅行費」に次いで「妻(自分)の自由費(お小遣い)」が削減対象として挙げられました。

「夫の自由費」よりも「削れるところがない」という回答が上位に来ており、妻が夫に節約の相談ができていない可能性がうかがえます。夫の自由費が見えにくい中で、妻が自分の自由費を削って家計を支えている状況も少なくないようです。
世帯年収1,000万円以上でも、お小遣いは堅実?
「世帯年収が高い家庭では、夫のお小遣いも多いのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、今回の調査では、世帯年収1,300万円〜1,499万円の家庭でも、夫の自由費が「3万円未満」と回答した割合が約2割(16.67%)にのぼることが判明しました。

一方で、同層の約3割(16.67%)は「10万円以上」と回答しており、高年収世帯であっても、夫が自由に使える金額には家庭の方針によって大きな差があることがわかります。この結果は、自由費の決定が単に「世帯年収」だけで決まるのではなく、家庭ごとの状況や夫婦での話し合いの結果によるものだと考えられます。
家計満足度向上のカギは「話しやすさ」
では、どうすれば家計の満足度を高めることができるのでしょうか。調査結果は、そのカギが「夫婦間での話しやすさ」にあることを明確に示しています。

家計の話が「しにくい」と回答した家庭では、自由費への不満層が31%以上と高い割合でした。「話すと重い空気になる」「ケンカになりそう」といった声も聞かれ、話しにくさが直接不満につながっている状況が見て取れます。
反対に、家計について「話しやすい」「非常に話しやすい」と答えた家庭では、61%が自由費に満足していると回答。これは話しにくい家庭の16%と比べて、非常に大きな差です。対話ができる家庭ほど満足度が高いという傾向がはっきりと表れています。
お金の話は避けがちなテーマですが、今回の調査結果は、夫婦で向き合い、共有することが家計満足度につながる第一歩であることを示唆しています。
対話から生まれる心のゆとり
今回の調査からは、夫のお小遣いや使い道を「把握していない」ママが約4割いること、そして家計が厳しくなった時にママ自身の自由費が先に削られやすい実態が明らかになりました。多くのママが「夫の自由費は見えにくい」「お金の話は切り出しづらい」と感じながらも、家計を回すために我慢を選択しているのかもしれません。
しかし、夫婦で家計やお金のことを話しやすいと感じている家庭ほど、自由費への満足度が高いという希望の光も見えてきました。「ちゃんと話せている」「お互いの考えを知っている」という安心感が、満足度につながっているようです。
完璧な家計管理でなくても、少しずつ話せる関係を築くことが大切なのでしょう。家計のことだけでなく、子育てという先の見えないことにも向き合う家族だからこそ、夫婦でしっかりと対話することが心のゆとりにつながります。
この調査が、あなたの家庭でのお金に関する対話を少しだけ前向きにするきっかけになれば幸いです。
調査レポート
より詳細な調査結果は、以下のレポートからご覧いただけます。
実施元
本調査は株式会社エンファム.によって実施されました。同社に関する詳細はこちら。
- 株式会社エンファム.: https://enfam.jp/

