AIの進化が目覚ましい昨今、私たちの日常生活だけでなく、キャリア形成においてもその存在感を増しています。転職という人生の大きな転機において、AIはどのように活用され、どんな影響を与えているのでしょうか。今回は、過去2年以内に転職活動を行った方を対象にした「EvoWork」の調査結果から、AI活用のリアルを見ていきましょう。

転職活動でAIを活用する人が約半数に!
「EvoWork」が実施した調査によると、過去2年以内に転職活動を行った人のうち、約2人に1人にあたる48.28%がAIを活用していることが分かりました。

この数字は、AIがもはや特別なツールではなく、多くの人にとって身近な存在になっていることを示しています。転職という重要な局面で、AIを心強いサポーターとして捉える人が増えているのかもしれませんね。
自己分析や応募書類作成でAIが大活躍
では、具体的にどのような場面でAIが活用されているのでしょうか。最も多かったのは「自己分析・キャリアの棚卸し」で58.5%でした。次いで「応募書類(履歴書や職務経歴書など)の作成・添削」が47%、「企業研究・業界調査」が38%と続きます。

自分の強みや経験を客観的に見つめ直す自己分析は、一人で行うと主観に偏りがちで時間もかかります。AIを「客観的なアドバイスをくれる存在」として活用することで、これまで見落としていた自身の価値を再発見しようとする、新しい転職活動のスタイルが生まれているようです。
AIを活用する理由としては、「応募書類の質を高めるため」が49.5%で最も多く、「面接に自信を持って臨むため」が46%、「時間を節約するため」が44%と続きました。

多くの人が、AIを単なる作業効率化のツールとしてだけでなく、選考の通過率を高め、自分のポテンシャルを最大限に引き出すための戦略的なパートナーとして捉えていることがうかがえます。
AI活用の裏に潜む「情報の信頼性」と「ジレンマ」
AI活用には多くのメリットがある一方で、不安を感じる声も少なくありません。最も多かった不安は「アドバイスが正しいのかわからない」で48.5%でした。AIが生成する情報の信憑性を、最終的には自分自身で見極める必要があるという、新たな負担が生じているようです。

また、「採用担当者にAIを使ったことがバレそう」という不安も43%と高く、AIを利用した転職者のジレンマが垣間見えます。「選考を通過したいけれど、自分自身の言葉や実力ではないと思われるのは嫌だ」という、複雑な心情が透けて見えますね。
効率化を実感する人が8割以上!精神的な余裕も生まれる
AIを活用したことで、8割以上の人が「効率良く行えた」と実感しています。

自己分析や書類作成、企業研究といった膨大な時間を要する作業が劇的にスピードアップしたことは間違いありません。この効率化によって「書類や面接の準備がスムーズになり、精神的な余裕ができた」と価値を感じる人が44.5%と最も多く、AIが転職者の心の負担を軽減していることが分かります。

一方で、「選考の通過率が上がり、より良い企業と出会えた」と感じる人はわずか1%にとどまっています。企業の選考では、熱意や人柄といった「その人らしさ」も重視されるため、AIはあくまで活動をスムーズにするためのツールであり、合否の決め手となる部分までは補いきれないのかもしれません。
AIを賢く活用し、自分らしい転職を
今回の調査から、転職活動におけるAI活用はもはや当たり前になりつつあり、効率化や精神的な余裕をもたらす大きなメリットがあることが分かりました。しかし、情報の信頼性や「自分らしさ」とのバランスに悩む声があるのも事実です。
AIは強力なツールですが、あくまであなたのサポーターです。AIによって生まれた時間を、自分自身の言葉を磨いたり、企業への熱意を深掘りしたりすることに充てることで、このジレンマを解消し、きっと納得のいく転職先を見つけられるはずです。
より詳しい調査結果は、以下の「EvoWork」のページで確認できます。
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また、総務省の調査では、生成AIサービスの利用率が1年で約3倍に急増していることが示されています。
第Ⅰ部 特集 広がりゆく「社会基盤」としてのデジタル|総務省
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