
突然の災害は、私たちの生活を一変させてしまいます。そんな時、「食事」は心と体を支える大切な要素となるでしょう。神戸市では、平常時だけでなく災害時にも役立つ「おいしく備える!簡単!防災レシピ」が、産官学の連携によって制作されました。このレシピ集は、家庭にある備蓄食品を活用し、限られた状況でも手軽においしい食事を作るヒントが満載です。
「おいしく備える!簡単!防災レシピ」とは?
このレシピ集は、食の課題解決を目指す神戸市内の企業グループ「食べとう?KOBE」、神戸学院大学の学生団体「防災女子」、そして神戸市が力を合わせて作り上げました。災害時でも栄養バランスを保ちながら、温かい食事を摂ることを目指しています。
このレシピ集の魅力は、なんといっても「手軽さ」と「実用性」です。
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家庭の備蓄食品を活用:特別な食材を用意する必要はなく、普段からストックしている食品が主役になります。
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調理器具や水が限られても大丈夫:ポリ袋を使った「パッククッキング」など、災害時の状況を想定した調理法が紹介されています。
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包丁いらずで時短:多くのレシピで包丁を使う工程がほとんどなく、忙しい日の普段の食事にもぴったりです。
防災への備えというと、少しハードルが高く感じる方もいるかもしれません。しかし、このレシピ集があれば、日々の食事を通して無理なく防災意識を高め、いざという時に役立つスキルを身につけることができるでしょう。

レシピ集の具体的な内容
「おいしく備える!簡単!防災レシピ」には、次のような情報が掲載されています。
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食品の備蓄方法や「ローリングストック法」の解説
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「パッククッキング」のメリットと実践方法
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災害時でも栄養バランスをとるコツ
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パッククッキングを活用した11種類のレシピ
災害時に役立つ知識と、実際に作れるおいしいレシピが詰まっており、家庭、地域、学校など、様々な場面で防災を考えるきっかけとして活用できます。
どこで手に入る?
このレシピ集は、以下の場所で公開・配布されています。
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オンライン公開:神戸市食育ポータルサイト「こうべ食フレ!」にて公開されています。
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イベントでの配布:2026年1月18日(日曜)に開催される「神戸防災のつどい2026」(三宮センター街1丁目)の出展ブース「神戸学院大学「防災女子」×食べとう?KOBE」にて配布されます。
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常設配布:神戸市危機管理センター(市役所4号館)1階防災展示室にて設置・配布されています。
レシピをちょっとだけご紹介!「塩昆布バター炊き込みご飯」
レシピ集の中から、フジッコの「ふじっ子 塩こんぶ」を使った「塩昆布バター炊き込みご飯」をご紹介します。ポリ袋一つで簡単に作れる、災害時にもほっとする一品です。

≪材料≫
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米 1合(150g)
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水 215ml
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フジッコ 塩こんぶ 10g
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コープ ドライパックスイートコーン 25g
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バター 10g
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粗挽き胡椒 少々
≪作り方≫
すべての材料をポリ袋に入れて、湯せんで25分加熱し、その後10分蒸らせば出来上がりです。
「食べとう?KOBE」と「神戸学院大学 防災女子」の想い
このレシピ集は、神戸の食文化と防災への意識を深めるための取り組みから生まれました。
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「食べとう?KOBE」:神戸市内に本社を置く食品関連企業9社で構成されるプロジェクトチームで、市民の食課題解決を目指しています。
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神戸学院大学「防災女子」:2014年に結成された学生サークルで、「災害時こそ女子力で乗り切っていこう」をコンセプトに、女性目線で「やってみたくなる防災」を広める活動を行っています。
これらの団体が持つ専門知識と情熱が結集し、災害時でも誰もが安心して、そしておいしく食事できるためのレシピが形になりました。
今日からできる「おいしい防災」を始めませんか?
防災への備えは、特別なことではありません。この「おいしく備える!簡単!防災レシピ」を活用すれば、日々の食卓に楽しみを取り入れながら、もしもの時に役立つ準備を進めることができます。ぜひ、ご家庭で試してみて、あなたにとっての「おいしい防災」を見つけてください。

