埼玉県秩父郡横瀬町が、一般社団法人日本モバイル建築協会が提唱する「社会的備蓄住宅」モデルを正式に採択しました!これは、地域に「住まいのレジリエンス」を備える、とっても画期的な新モデルなんです。
横瀬町が全国初の「社会的備蓄住宅」モデルを導入
横瀬町が進める「省エネルギー型お試し体験住宅建設プロジェクト」で、日本モバイル建築協会の“社会的備蓄住宅モデル”が選ばれました。このプロジェクトは、町民の住環境を良くしたり、移住する人を増やしたり、災害に強いまちづくりを目指しています。
設計と施工は浦島設計事務所と向井建築有限会社による共同企業体(JV)が担当し、住宅モデルの技術的な部分や構造設計は日本モバイル建築協会が監修しています。

「社会的備蓄住宅」ってどんなもの?
「社会的備蓄住宅」とは、普段は体験住宅や公共施設として使われて、いざという災害時には応急住宅としてすぐに使える住宅のこと。地域の色々な場所に分散して配置することで、地域全体の災害対応力を高める社会インフラのアイデアです。
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平時は:地域住民や移住を考えている人向けのお試し体験住宅として活用されます。
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非常時は:応急仮設住宅や避難所として大切な役割を担います。
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将来的には:別の場所に移したり、再利用したりできる、環境にも優しい循環型の建築を目指しています。
横瀬町がこのモデルを導入するのは、全国で初めての事例となります。
快適で災害に強い住宅性能
この住宅は木造平屋建てで、モバイルユニット方式を採用しています。延床面積は61.05㎡で、4人家族を想定した広さです。
断熱性能はUA値0.34(G2相当)で断熱等級6、耐震性能は耐震等級3と、とっても高性能!太陽光発電(7.28kW)と蓄電池(7.04kWh)も備えていて、自家発電もできるんです。さらに、全熱交換換気や高効率エアコンも完備しています。
工場でユニットを製造し、現地での組み立てはたった1日で完了するという、短工期で高品質、そして移設も可能なレジリエンス対応型の建築です。

地域とのつながり、持続可能な未来へ
このプロジェクトでは、秩父産の杉を構造材や内装材に使うことで、森林再生やCO₂削減にも貢献します。埼玉県が推進する地域循環型林業プロジェクト「活樹(KATSU-JU)」の実装モデルにもなっており、地域の森林資源を地元で使うことで、地域経済の活性化にもつながるでしょう。
横瀬町の井上雅国副町長は、「住環境の向上と地域経済循環の促進、そして災害時の拠点整備という複数の意義がある。モバイル建築工法を活用することで、秩父産木材の活用分野の可能性が広がることが期待される」とコメントしています。
日本モバイル建築協会は、令和6年能登半島地震で木造モバイル仮設住宅を261戸供給した実績があり、その経験が今回のプロジェクトにも活かされています。横瀬町での導入をきっかけに、全国の自治体や事業者と協力して、“住める備蓄”としての新しい住宅インフラを広げていくとのことです。
この新しい取り組みについてもっと知りたい方は、日本モバイル建築協会のウェブサイトをご覧ください。
お問い合わせ先:
- 一般社団法人日本モバイル建築協会
https://mobakyo.or.jp/contact

