お財布いらずのキャッシュレス決済はもう当たり前ですが、さらに一歩進んだ未来の決済が、いよいよ私たちの目の前にやってくるかもしれません。
マイナウォレット株式会社が、株式会社デジタルガレージ、株式会社ジェーシービー(JCB)、株式会社りそなホールディングス(りそなHD)という心強いパートナーたちと手を組み、実店舗でのステーブルコインQRコード決済の実証実験をスタートします。

新しい決済体験が日常に?実証実験の概要
web3市場の拡大とともにデジタル資産の利用が広がる中、リアル店舗での決済手段はまだ限定的です。この実証実験は、この状況を変えるため、広く普及しているQRコード決済方式を採用。利用者が保有する任意のweb3ウォレットからステーブルコインで支払い、店舗は日本円で売上を受け取るという、画期的なスキームの実現可能性を検証します。
実証実験の期間と場所
-
実施期間: 2026年2月24日(火)〜3月2日(月)※平日14時以降
-
実施店舗: Pangaea Cafe & Bar(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコDGビル10階)
この期間中、一般の方も参加できるとのことなので、新しい決済体験に興味がある方はぜひ注目してみてください。
使用されるステーブルコインとウォレット
-
対象アセット: 米ドル建てステーブルコイン「USDC」(Base ブロックチェーン)、日本円建てステーブルコイン「JPYC」(Polygon ブロックチェーン)
-
ウォレット: 「マイナウォレット」、および「Base App」(USDCのみ)
「マイナウォレット」と「マイナペイ」がもたらす安心と手軽さ
今回の実証実験の核となるのが、マイナウォレットが提供する「マイナウォレット」と「マイナペイ」です。これらのサービスは、誰もが安心・安全に、そして直感的にデジタル資産を使えることを目指しています。
マイナンバーカード連携で安心・安全
日本に住む約1億人が持つマイナンバーカードを活用することで、「マイナウォレット」は厳格な本人確認(KYC)が可能な「セルフカストディ型ウォレット」として機能します。これにより、ユーザー自身が秘密鍵を保有し、第三者に依存せずステーブルコインを管理できるため、安心感が違います。
さらに、万が一デバイスを紛失してしまった場合でも、公的個人認証サービスとAccount Abstraction技術(https://eips.ethereum.org/EIPS/eip-4337)を活用してアカウントのリカバリーが可能。大切なデジタル資産を失う心配を減らせるのは嬉しいポイントです。
ブロックチェーン特有の難しさを解消
ブロックチェーン技術と聞くと、難しい専門用語や複雑な操作を想像する人もいるかもしれません。しかし「マイナウォレット」は、ユーザーがブロックチェーン特有の「ガス代」(トランザクション実行時の手数料)を意識することなく、スムーズに決済できるUXを実現しています。これは、新しい技術に不慣れな方でも気軽に利用できる大きなメリットです。
どんなWeb3ウォレットからでもOK、店舗も安心
「マイナペイ」は、QRコードを読み込むだけで、利用者が普段使っている任意のWeb3ウォレットから決済ができる柔軟性を持っています。また、JPYCだけでなくUSDCなど複数のステーブルコインに対応しているため、将来的には訪日外国人観光客(インバウンド)のニーズにも応えられるでしょう。
そして、お店側も安心です。ステーブルコインでの支払いであっても、店舗はこれまで通り日本円で売上を受け取れるため、新しい決済システム導入による手間やリスクを心配する必要がありません。

広がる未来の可能性
今回の実証実験は、単なる検証にとどまりません。マイナウォレットは、この経験を通じて得られた知見をもとに、民間店舗への導入拡大を目指しています。さらに、マイナンバーカード連携を活かした地域通貨の施策や、用途を限定したデジタル給付など、地域を元気にする新しい取り組みにもつながるかもしれません。
マイナペイは、Web3資産とマイナンバーカードを統合した決済サービスとして、リアルな経済活動とデジタル資産経済をシームレスに接続する基盤の確立を目指しています。
各社のコメントから見る期待
マイナウォレット株式会社の橘 博之代表は、「ステーブルコインという新しい決済手段を、実証に留めず日常の業務や生活で使われる基盤へと進化させる重要な一歩」と語り、日本市場に適したステーブルコイン活用のスタンダード構築に貢献していく意欲を示しています。
BaseのXen Baynham-Herd氏は、ステーブルコインが「スピード、透明性、そしてコスト効率の高さ」から導入企業が増えていることを強調し、この取り組みが「新しいグローバル経済を築き上げていく」と期待を寄せています。
また、デジタルガレージの林 郁代表は、今回の挑戦を「web3を実需や実業に結びつける『New Context』そのもの」と表現し、JCBの二重 孝好代表は「安全・安心の実現と持続的なビジネスモデル構築」の重要性を説いています。りそなホールディングスの南 昌宏代表も、「伝統的な金融機関として培ってきた信頼性と、革新的なテクノロジーを融合させることで、日本市場に適した新しい決済モデルを創出する」と語り、各社がこの新しい決済の未来に大きな期待を寄せていることがわかります。
関連リンク
-
マイナウォレット株式会社: https://www.mynawallet.co.jp/
-
株式会社デジタルガレージ: https://www.garage.co.jp/
-
株式会社ジェーシービー: https://www.global.jcb/ja/
-
株式会社りそなホールディングス: https://www.resona-gr.co.jp/
今回の実証実験が、私たちの日常の決済にどのような変化をもたらすのか、今後の展開に注目していきましょう。

