
声なき声に応える社会へ:新しい資金循環の形
現代社会は、少子高齢化の進行や経済構造の変化といった大きな課題に直面しています。これまでの国家に大きく依存する社会のあり方だけでは、持続可能な未来を築くことが難しくなってきています。そんな中で、「個人と個人が手を取り合い、支え合う」という相互扶助の精神を現代に具現化することが求められています。
また、社会的意義のある事業やイノベーションが、短期的な利益に結びつきにくいことから、なかなか資金が集まらないという現実もあります。この課題に対し、「いのち会議」は、大阪・関西万博会場内で発表した「いのち宣言」および「アクションプラン集」を通じて、企業と社会の対話を深め、想いと信頼に基づいた共助の経済システムを構築する重要性を訴えています。
想いを形にする「フィランソロピーの多様化」
この新しい資金循環の仕組みを広げるための一つの具体的なアクションとして、READYFOR株式会社の取り組みが注目されています。READYFORは、2011年に日本で初めてのクラウドファンディング・サービスを開始し、「社会を良くしたい」と願う人々と、その想いを応援したい人々をつないできました。
READYFORの活動は多岐にわたります。例えば、資金難に直面した国立科学博物館の収蔵標本保全のために約9万人から支援を集めたプロジェクトや、法隆寺の貴重な文化財修復を支えるプロジェクトなどを成功させています。また、コロナ禍では医療機関や困窮世帯を支援するための緊急支援基金を立ち上げ、多くの共感と資金を集めました。これらの活動は、単に資金を集めるだけでなく、プロジェクト実行者への伴走支援を通じて、持続的な社会貢献を実現しています。
寄付をもっと身近に:未来への架け橋
近年では、フィランソロピー・アドバイザリーとして、篤志家(とくしか)の人々の想いを社会貢献団体に橋渡しする取り組みや、遺贈寄付といった形での支援の可能性も広げています。「寄付をしたいけれど、信頼できる寄付先が分からない」という声は少なくありません。READYFORは、これまでの経験で培った「寄付先を見極める力」をもとに、思いを託す選択肢を明確にし、寄付をより身近なものにしています。
このような動きが広がれば、本当に支援が必要な場所に資金が届くようになります。それは、まさに「声なき声」に応える仕事と言えるでしょう。
READYFORのパーパスは、「みんなの想いを集め、社会を良くするお金の流れをつくる」こと。このお金の流れは、一部の権力者によって決められるものではなく、人々の声に耳を傾けながら、共に築き上げていくものです。クラウドファンディングという仕組みを土台に、全国の素晴らしい活動を支えるお金の流れを、誠実に、そして着実にこれからも創り続けています。
いのち会議は、READYFORなどの組織と協力し、人々の声を聞きながら、みんなの想いを集め、社会を良くするお金の流れをつくっていくことを目指しています。
社会をより良くしたいというあなたの「想い」が、きっと未来を動かす力となるでしょう。ぜひ、この新しい資金循環の仕組みにご注目ください。
関連情報
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READYFOR: https://readyfor.jp
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いのち会議: https://inochi-forum.org/

