あなたの購入が誰かの明かりに!ソラリッチ、クラウドファンディングの成功益でルワンダへソーラーライト400個を寄贈

活動報告

ソラリッチ株式会社は、2025年12月より、ルワンダ共和国の無電化地域における脆弱層に対し、ソーラーライト計400個を寄贈するプロジェクトを開始しました。これは、クラウドファンディングで5300万円を超える支援を達成した利益の一部を活用したものです。

クラウドファンディングで5300万円の支援達成

「ポータブル電源を売るほどに世界が良くなる」循環サイクル

ソラリッチが大切にしているのは「ビジネスを通じて貢献する姿勢」です。同社は、ポータブル電源の販売に留まらず、持続可能な「循環サイクル」の実現を目指しています。

  1. お客様が、防災やアウトドアのために「ソラリッチ製品」を購入する。
  2. その利益の一部が、「灯りの届いていない無電化地域」に還元される。
  3. 「1つの購入」が家庭の明かりとなり、現地の人々の健康と未来を守る。
  4. ソラリッチ製品が売れるほど、世界のどこかで誰かの暮らしが良くなる。

このように、製品を購入することで、遠い国の誰かの生活を豊かにすることにつながる温かい仕組みです。

ルワンダ共和国へのソーラーライト寄贈プロジェクト

今回のプロジェクトでは、ルワンダ共和国のニャガタレ郡とカヨンザ郡の無電化地域で、特に支援が必要な脆弱層(母子家庭、障がいを持つ方のいる家庭など)に、ソーラーライト計400個が配布されます。配布は2025年12月上旬に開始される予定です。

ルワンダの地図。寄贈対象地域が示されています。

現地では、協力団体と連携し、ソーラーライトが届けられています。

ソーラーライトを受け取るために集まった地域住民の様子

ソーラーライトの箱を手にして喜ぶ子供たち

ソーラーライトを受け取った子供たちと大人の集合写真

屋外で集会し、学ぶ子供たち

なぜ今、アフリカに「明かり」が必要なのか

日本では当たり前の「電気のある生活」が、世界では約6億7500万人(※1)もの人々にとって、いまだ手の届かないものです。特にサハラ以南のアフリカでは、その割合が高い状況にあります。

灯油ランプの明かりで過ごす家族

ルワンダの農村部でも、夜間の照明を灯油ランプや薪に頼る家庭が多く存在します。この「明かりがない」という事実は、単なる不便さだけでなく、命と未来に関わる深刻なリスクを孕んでいます。

  • 命を脅かす「室内の煙」: 灯油ランプや薪から出る煙(ブラックカーボン)は、狭い家の中で呼吸器を蝕みます。WHO(世界保健機関)によると、家庭内の空気汚染による死者数は年間数百万人に上ると推計されており、特にタバコを吸わない子どもや女性にとって深刻な健康被害をもたらしています。

  • 貧困を加速させる「燃料コスト」: わずかな収入の多くが、使い切りの灯油代やろうそく代に消えていきます。これが家計を圧迫し、貧困からの脱却をさらに困難にしています。

  • 奪われる「学びの機会」: 日が沈むと家の中は暗闇になり、子どもたちは夜に本を読んだり、宿題をしたりすることができません。「明かりがない」ことは、子どもたちの学習時間を奪い、将来の可能性を閉ざしてしまうことと同義なのです。

たった1台のソーラーライトがあれば、煙に苦しむことなく、燃料代を節約し、子どもたちは夜でも安心して勉強することができます。「明かり」は、貧困の連鎖を断ち切るための希望の光なのです。

(※1 出典:IEA, IRENA, UNSD, World Bank, WHO. 2023. Tracking SDG 7: The Energy Progress Report. World Bank, Washington DC.)

ソラリッチは、今後もより多くのランタンを寄贈できるよう、事業を広げていく方針です。あなたのポータブル電源の購入が、世界中の誰かの明かりとなり、未来を照らす一歩になるかもしれません。

会社概要

ソラリッチ株式会社

タイトルとURLをコピーしました