フリーランスの6割超が「確定申告迷子」?複雑な制度と相談相手不在の深刻な実態
フリーランスや副業で働く皆さんにとって、毎年頭を悩ませる確定申告。もし、その確定申告に対して半数以上がネガティブな感情を抱き、さらに8割以上が「専門的な相談相手がいない」としたら、いかがでしょうか?
国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」を運営する株式会社テックビズが行った「確定申告に関する実態調査」によって、フリーランス・副業層が抱える確定申告の課題が浮き彫りになりました。

半数以上が確定申告にネガティブ感情、複雑さが最大の要因
調査によると、全体の53.7%が確定申告に対して「ネガティブな感情」または「どちらかというとネガティブな感情」を抱いていると回答しました。さらに、「自分でやりたくない」と考える人は約6割(59.3%)に上り、多くの人が確定申告を負担に感じていることが分かります。

この負担感は、経験年数を重ねても完全には解消されないという実態も明らかになりました。10年未満のフリーランスでは約6割がネガティブな感情を抱くのに対し、10年以上のベテランでも46.9%が依然として負担を感じています。税制改正やインボイス制度の導入など、常に変化し続ける制度への対応が求められるため、慣れだけでは解決しにくい構造的な課題があると言えるでしょう。

ネガティブな感情を抱く理由のトップは、「制度や手続きが複雑で分かりにくい」(62.7%)。次いで「計算や入力作業に時間がかかる」(61.5%)、「必要書類の準備が大変」(56.2%)が続き、専門知識の必要性と、本来の業務時間を奪われることへの負担感が背景にあることが伺えます。

毎年繰り返される「ギリギリ準備」の現実
確定申告に関する「あるある」の1位は、「『今年こそ早めに準備する』と毎年思うが結局ギリギリ」(29.7%)でした。この結果を裏付けるように、半数以上(55.5%)のフリーランスが12月以降に準備を開始していることが判明しました。


多くのフリーランスは、早めの準備の重要性を認識しつつも、本業との両立や日々の業務に追われ、確定申告を後回しにせざるを得ないのが実情のようです。
8割超が専門家に相談できない「確定申告迷子」の実態
確定申告や税務について、66.5%が何かしらの困りごとや知りたいことを抱えていると回答しました。

一方で、「気軽に相談できる相手はいますか?」という質問に対して、税務署の無料相談や税理士といった専門家に相談できる環境にある人はわずか18.2%にとどまり、8割以上(81.8%)が専門的な相談先を持たない「確定申告迷子」の状態にあることが明らかになりました。

最も知りたい・困っていることの1位は「どこまで経費として計上できるか」(32.3%)でした。接待費、通信費、家賃按分など、判断が難しい経費の計上について、相談先がないまま自分で判断していくことへの不安がうかがえます。節税対策やインボイス制度への対応も上位に挙がり、フリーランスが税務面で日々判断を迫られながらも、それを相談できる環境が不足していることが課題として浮き彫りになりました。

費用とアクセスが課題、丸投げできるサービスへのニーズ
確定申告にかける費用については、「0円(全て無料ツールで対応)」が43.2%で最多でした。多くのフリーランスが費用をかけずに自力で対応している現状が分かります。

しかし、求めるサポートの1位は「書類作成を丸投げできるサービス」(33.0%)であり、現状の「自力対応」と本来のニーズである「完全委託」の間に大きなギャップが存在しています。
このギャップの背景には、費用面だけでなく、税理士へのアクセスの難しさもあります。税理士への依頼を検討したが依頼しなかった理由として、「費用が高い」(58.5%)が最多である一方、「どの税理士に依頼すればいいか分からない」(30.6%)、「依頼の仕方が分からない」(17.0%)といった回答も上位に入っており、情報不足や選択の難しさも課題となっているようです。

テックビズの無料確定申告代行サポート
このようなフリーランスの確定申告における構造的な課題に対し、テックビズでは「人生を豊かにする新たな働き方の創造」というパーパスのもと、フリーランスや副業で働く人々が安心して本業に専念できる環境づくりに取り組んでいます。
その一環として、テックビズで稼働中の人材向けに無料の確定申告代行サポートを提供しており、専門的なサポートを通じて、フリーランスの負担軽減を実現しています。
確定申告代行サポートの詳細はこちらをご覧ください。
今後もテックビズは、本調査で明らかになった「困りごとを抱えながらも相談先がない」「費用面で専門家に依頼できない」という実態を受け、サービスのさらなる拡充と、フリーランスの税務面での孤立を解消する施策を強化していくとのことです。フリーランスが持つ専門性を最大限に発揮できるよう、税務サポートをはじめとした包括的な支援体制の構築を目指しています。
まとめ:フリーランスが安心して本業に専念できる環境へ
今回の調査結果から、フリーランスの多くが確定申告に対して大きな負担を感じ、専門的な相談相手がいない「確定申告迷子」の状態にあることが浮き彫りになりました。変わり続ける税制への対応、煩雑な事務作業、そして専門家へのアクセスの難しさが、彼らの本業への集中を妨げていると言えるでしょう。
フリーランスがより安心して、そして主体的に働ける社会の実現には、税務に関する相談環境の整備と、変化に対応し続けられる継続的なサポート体制の構築が不可欠です。個人の豊かな人生と企業の持続的成長を同時に実現する働き方の創造に向けた、今後の取り組みに期待が寄せられます。






