最近、住宅ローンの金利上昇に関するニュースを目にすることが増えましたね。日本銀行の利上げを受けて、私たちの暮らしに身近な住宅ローン金利にも影響が出始めています。「もし金利が上がったら、住宅ローンはどうなるんだろう?」「どうすればいいんだろう?」と不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、金利上昇という変化に直面した住宅ローン返済中の世帯が、どのような選択を考えているのか、三井住友トラスト・資産のミライ研究所が実施したアンケート調査の結果から見ていきましょう。
7割以上が返済見直しを検討!まずは「家族と相談」が第一歩
アンケート調査によると、現在住宅ローンを利用している方の72.9%が、今後金利が上昇した場合に返済の見直しを検討すると回答しています。特に若い世代ほど見直しへの意識が高い傾向が見られました。

具体的な対応としては、「家族と相談する(36.2%)」が最も多く、次に「一部繰上返済をする(34.9%)」が続いています。まずは身近な家族と話し合うことが、多くの方にとっての第一歩となっているようです。

注目される「繰上返済」!約4割の人が検討中
「全額繰上返済」または「一部繰上返済」のいずれかを検討している人は、全体の44.2%に上ります。20代から60代まで、幅広い年代で繰上返済が選択肢として考えられていることが分かりますね。

繰上返済は、住宅ローンの元本を減らすことで、将来支払う利息の総額を減らせる魅力的な方法です。しかし、手元の資金が減ってしまうという側面もあります。
繰上返済を考える前に、ライフプランをしっかり見つめよう
繰上返済を検討する方々でも、実は約6割がライフプランの策定が十分ではないという結果が出ています。ライフプランを立てている、ある程度立てていると回答した人のうち、その計画に応じた資金準備までできているのは半数にとどまるようです。

さらに、老後資金について見当がついているかという問いでは、繰上返済を検討する60代の方でも約3人に1人(32.1%)が必要な金額を見通せていないことが分かりました。

住宅ローンとの賢い向き合い方
金利上昇が現実のものとなる中で、ご自身の住宅ローン返済がどう変わるのかを知り、どのような選択肢があるのかを考える良いタイミングと言えるでしょう。
繰上返済は、将来の利息負担を抑える効果が期待できますが、同時に手元の資金が減少するという特徴があります。そのため、金利の動きだけに注目するのではなく、お子様の教育資金、ご自身の老後資金、万が一の備えなど、ご自身のライフプラン全体を見据えて判断することが非常に大切です。
まずは、ご家族とじっくり話し合い、将来の計画を具体的に立ててみることが、安心への第一歩となるでしょう。もし不安なことがあれば、金融機関やファイナンシャル・プランナーに相談してみるのも良い方法です。
より詳しいアンケート調査結果は、三井住友トラスト・資産のミライ研究所のウェブサイトで公開されています。ぜひご覧になって、ご自身の住宅ローンや資産形成について考えるきっかけにしてくださいね。
- 資産のミライ研究所 アンケート調査結果「住まいと資産形成に関する意識と実態調査」(2025年)より
https://mirai.smtb.jp/category/report/3511/






