毎日「忙しい」と感じていませんか?
時間に追われる日々を送る中で、「どうしてこんなに忙しいんだろう?」と感じることはありませんか? 株式会社R&Gは、お仕事をしている500人を対象に「仕事が忙しすぎる理由に関する意識調査」を実施しました。この調査から、多くの人が共感する忙しさの背景や、それが心身に与える影響、そして忙しさを少しでも和らげるためのヒントが見えてきました。
調査概要
この調査は、2025年12月8日から9日にかけて、インターネットによる任意回答形式で行われました。有効回答数は500人(女性329人、男性171人)で、20代から60代以上まで幅広い年代の働く人々が参加しています。
仕事が忙しすぎる理由、圧倒的1位は「人手が足りない」
働く人々が「忙しすぎる」と感じる理由として、最も多く挙げられたのは「人手が足りない(49.0%)」でした。次に「作業量が多い(19.0%)」、「無駄な作業が多い(12.0%)」が続きます。これらの結果は、個人の努力だけでは解決しにくい、組織全体の課題が深く関わっていることを示しています。

回答者の声からは、慢性的な人手不足による一人あたりの業務量増加や、採用してもすぐに離職してしまう現状、そして新しい人を育成する手間がさらなる負担となっている様子がうかがえます。
例えば、運送業の30代男性からは「慢性的な人手不足により、ドライバー1人当たりの業務量と配送エリアが拡大しています。運行スケジュールが過密になり、荷待ち時間や休憩時間の確保も難しくなり、拘束時間が長時間化しています」といった声が聞かれました。また、50代女性からは「人が入ってきても教える手間がかかり、忙しさが増している」という切実な意見も寄せられています。
「作業量が多い」という声の背景には、繁忙期や制度変更による問い合わせ増加、さらには役割分担の曖昧さや上司が個人の業務量を把握していないことが挙げられます。本来の業務範囲を超えた依頼を断りきれず、特定の個人に仕事が集中してしまうケースも少なくありません。
「無駄な作業が多い」と感じる人も多く、「会社内の昔からの慣習があって、本来はやる必要はないのに、実際にはやらなければいけないものがかなりあります」(20代女性)といった声がありました。目的が不明確な業務や効果の薄い業務に時間を取られることは、不満の大きな原因となります。
その他にも、「同僚の能力が低い」「イレギュラー対応が多い」(同率4位)、「チームワークが悪い(6位)」、「業務が属人化している(7位)」といった理由が挙げられています。これらは、個人のスキルだけでなく、組織内の連携やコミュニケーション、業務体制に課題があることを示唆しています。
忙しすぎることでもたらされる影響は「メンタルに悪影響が出る」
仕事の忙しさが私たちにどのような影響を与えるのでしょうか。最も多く指摘されたのは「メンタルに悪影響が出る(30.2%)」でした。次いで「仕事の質が下がる(29.8%)」、「労働時間が長くなる(28.4%)」が続きます。

常に時間に追われていると、ストレスが蓄積し、イライラしやすくなります。「好きな仕事なのに、どうでもよくなる」(40代女性)といった声があるように、モチベーションの低下にもつながりかねません。
忙しさからくる焦りは、仕事の質にも影響を与えます。「常に焦って作業をすることになり仕事の内容が雑になったり、ミスが出やすくなる」(50代男性)という意見のように、じっくり考える余裕がなくなり、細かな配慮が行き届かなくなることがあります。結果としてミスが増え、やり直しが発生することで、さらに忙しくなるという悪循環に陥ることもあります。
また、忙しさから労働時間が長くなり、残業や休日出勤、自宅への持ち帰り仕事が常態化することも少なくありません。これにより「帰宅時間が遅れ、生活習慣が乱れ、体調が崩れやすくなる」(20代女性)といった身体的な不調や、「プライベートが充実しない」という問題も発生しやすくなります。
忙しさを軽減するための方法は「同僚と協力する」
では、この忙しさを軽減するためにはどうすれば良いのでしょうか。最も有効な方法として挙げられたのは「同僚と協力する(17.0%)」でした。続いて「タスク管理を行う(13.6%)」、「スケジュール管理を行う(10.6%)」がランクインしています。

「手伝える部分は手伝って、他の人の手が空いたタイミングで手伝ってもらう」(20代女性)といった声のように、部署やチーム全体で協力し、忙しさを平均化することで、一人ひとりの負担を軽くすることができます。これは、個人の努力だけでなく、組織として余裕を生み出すための大切なアプローチと言えるでしょう。
タスク管理やスケジュール管理も、忙しさを緩和するために有効な手段です。やるべきことを書き出して優先順位を決めることで、精神的な余裕が生まれます。また、タイマーを使って休憩をこまめにとるなど、集中力を維持するための工夫も効果的です。
近年では「AIを活用する(4位)」という新しい方法も登場しています。資料作成や下調べ、マクロ作成などをAIに任せることで、業務時間を短縮し、より本質的な業務に集中できるようになります。
その他、「無駄を省く(5位)」、「前倒しして動く(6位)」、「周囲と情報共有する(7位)」も忙しさ軽減に役立つ方法として挙げられています。特に、マニュアルの共有や自分のタスク・スケジュールの共有は、業務の属人化を防ぎ、不要な割り込みを減らすことにもつながります。
専門家からの考察
社会保険労務士法人エニシアFPの三角桂子氏は、この調査結果を受けて、「『仕事が忙しい』が慢性化すると、会社側は良い人材を失い、労働者側は就労意欲を失うなど、双方にとって良い方向に進むことは難しい」と考察しています。

三角氏は、多様化する働き方の中で、基本に立ち返り「報連相や社内コミュニケーションを確認すること」の重要性を指摘しています。これによって、共有・協力・管理できるような体制づくりへのアプローチにつながると述べています。
監修者である三角桂子氏が共同代表を務める社会保険労務士法人エニシアFPはこちらです。
https://sr-enishiafp.com/
まとめ:忙しさは「個人の努力」だけで乗り切れるものではない
今回の調査結果から、仕事の忙しさは個人の能力や努力の問題だけでなく、人手不足や業務の仕組みといった職場の構造的な問題が深く関わっていることが明らかになりました。
忙しさを緩和するための工夫は様々ありますが、根本的な解決には「作業の必要性の見直し」や「協力体制づくり」など、組織全体での大きなアプローチが必要だと言えるでしょう。
株式会社R&Gは、製造業や物流業などに特化した人材派遣サービスを提供し、外国人の採用サポートも行っています。事業内容の詳細は、以下のリンクから確認できます。
この調査が、あなたの職場の「忙しさ」について考え、改善の一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。






